車の査定価格は、車種、色、走行距離、年数、修復歴などを元に査定基準により各自動車販売会社が買取査定を出します。

ところが車には使用条件は様々なので、中には年数が経っていても走行距離が少ないものも存在します。

それでは、年数が経っていれば走行距離が少なくても査定額は安くなってしまうのでしょうか?

今回は、年数が中古車査定額に与える影響【走行距離が少なくても安く買い叩かれる?】について調べましたのでご覧になってください。

走行距離による査定基準

車の年数が経てば経つほど査定額が安くなるのは誰もが理解していると思います。

走行距離に関して言えば中古車も5万キロ、10万キロを超えること安くなる傾向を知っていても、実際に走行距離が査定に及ぼす影響はあまり知られていないと思います。

走行距離による車査定の基準は、一般財団法人 日本自動車査定協会の中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕に記載されているいます。

(走行キロ加減点)
第28条  被査定車の走行キロ数が、標準キロ数に比較して、過少若しくは過多の場合には、標準をこえる部分について加減点をすることができる。

引用元:一般財団法人 日本自動車査定協会の中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕

標準キロ数とは車種でクラス別になっており、クラスごとに細かい規定があります。

概ね1年経過するごとに1万キロ程度が標準キロ数となっています。

この経過年数でキロ数を超えると減点査定になりますし、キロ数が少なければか加点される査定になります。

実際の査定額を見てみる

ガリバーの公式サイトに中古車買取相場表がありますので参照にしてみましょう。

アルファード350S Cパッケージの2008年 走行距離別

アルファード350S Cパッケージは新車時の価格は416万円ほどの車両です。

車種 年式 走行距離 査定時期 査定額
アルファード 350S Cパッケージ 2008年式 12万km 2018年7月 74.7万円
アルファード 350S Cパッケージ パール 2008年式 10万km 2018年8月 91.1万円
アルファード 350S Cパッケージ 2008年式 7万km 2018年6月 105.1万円
アルファード 350S Cパッケージ パール 2008年式 6万km 2018年7月 111.2万円
アルファード 350S Cパッケージ 2008年式 3万km 2018年5月 125.6万円

データ引用元:ガリバー公式サイト

ガリバーの査定額を見た限りでは10年前の車でも走行距離が少ない方が査定額がつくことはわかりますね。12万キロの車と3万キロの車での差額はなんと50万以上になります。

実際の中古車価格をみてみた

実際の中古車の差額はどうかをガリバーの査定モデルと同じ2008年式 アルファード350S Cパッケージの価格を見てみました。(2018年9月現在)

アルファード中古車価格

画像引用元:カーセンサー公式サイト

車両本体価格を見てみると、走行距離が少ない少ない方が値段が高い傾向がみられますが、時期的な違いの為か思ったほど値段に開きがないような気がします。

査定額と中古車の車両本体価格の差を見ると、かなり利益はでているようですね。

これだけ差が出ているなら一括査定を使って、もう少し買取価格を上げれる感じもします。

低年式の車が査定額が低いと思われる理由

私なりに経過年数の経った車両の買取額が低いと思われる理由に記載してみます。

耐用年数という考え方

アルファードやレクサスなどの高級車は法人でも購入率の高い車です。

新車で購入すると、一度にすべての金額を経費で落とすことができません。

そこで耐用年数というものがあり、その年数で経費として徐々に計上していきます。

新車の耐用年数は乗用車で6年、軽自動車で4年で、この耐用年数で減価償却(使用するにつれて価値が減っていく)していことになります。

減価償却が終了すれば資産台帳に載せる価値としては1円なので、とくに走行距離は関係ありません。

そいう名残があってか、経過年数ばかりに目を向けてしまう傾向にあります。

利益の出ている法人なら耐用年数を超えて減価償却を終了していれば、ディラーの言い値で下取りをしてしまうケースは多いいと思います。

初年度登録から13年を超えると環境負荷と言う名目で・・・

車を所有していると毎年4月~5月に自動車税の納付書がきて、自動車税を払うのは知っていると思います。

  • 普通乗用車なら初年度登録から13年を超えるもの
  • ディーゼル車なら初年度登録から11年を超えるもの

の自動車税が増税となり概ね15%の増税になります。

また13年を超えると車検時の重量税もあがります。

古い車は環境に負荷をあたえるからという環境負荷税として増税というのは・・・

これだけ税金が高い若者の車場慣れも仕方がない気もします。

維持費がかかるので中古車としての購入者が減る分、査定額が下がる傾向にはあると思います。

中古車購入者の視点より

中古車を購入する場合、例えば10年で7万キロの車を買おうと思った場合に

  • 毎年7000キロ乗り続けて、10年で7万キロになった車
  • 9年間で3万キロ、残りの1年で4万キロ、合計10年で7万キロの車

乗り方によってこのような車が存在します。

毎年7000キロ乗っているような車は、ほぼ毎年同じようなメンテナンスしているので購入者として安心できるとは思います。

しかし、1年で4万キロを乗ったような車は、その1年は過走行です。過酷な状況で使用されているのでメンテナンスがきちんとされているかが問題になります。

いずれにしても何が大切かというと、記録簿にメンテナンスの内容がきちんと書いてあるかが問題になります。

買取時に査定をアップさせるには記録簿は必要です。

査定額を高くするには

査定額を高くするには、中古車の購入者が最も購入したくなる状態にすることです。

走行距離と経過年数はどうにもすることはできません。

個人でできることは、

  • 社外品などをつけていたら純正にもどすこと
  • メンテナンスをきちんとして、記録簿があること
  • 車内清掃をきちんとする
  • 洗車をして、査定士の心象をあげる

以上のことが必要です。

洗車については別の記事を書きましたので参考にしてください。

「もしかして無駄?」車を売る前に洗車をすべきか問題【車内清掃も】

10万キロを超えた車にも価値はありますので、あきらめないでください。

10万キロの車についての記事も書きましたので参考にしてください。

走行距離10万キロ超えは査定額0円?少しでも高く売るための具体的な方法

まとめ

  • 車の査定価格は、車種、色、走行距離、経過年数、修復歴などを元に査定される。
  • 走行距離に関して言えば中古車も5万キロ、10万キロを超えること安くなる傾向がある。
  • 査定の基準に走行距離関するものもあり、概ね1年1万キロを超えるものは過走行となり減点される。
  • 中古車の車両本体価格を見てみると、走行距離が少ない少ない方が価格がが高い傾向があるものの、走行距離による査定額ほど価格に開きがない。
  • 新車の耐用年数は乗用車で6年、軽自動車で4年で、この耐用年数で減価償却(使用するにつれて価値が減っていく)していく。
  • 新車登録から普通乗用車は13年、ディーゼル車は11年を超えると自動車税と車検時の重量税も増税になる。
  • 車が年ごとに過酷な条件で使用され、メンテナンスされていたかは記録簿をみればわかるので、車を査定するときには記録簿の存在は重要になる。

年数が中古車査定額に与える影響【走行距離が少なくても安く買い叩かれる?】いかがでしたか?

走行距離による査定価格に差があるのに、中古車価格に差があまりないのは、車種によっては距離に関係なく売れることを意味しています。

また経過年数が経っていても、高い査定額で買取される車もあります。

そんな時に「かんたん車査定」のような一括査定サイトを使えば、無料で査定士が希望した場所に来てくれて、査定士同士が車をどうしても欲しいので競り合うことで値段があがります。

「かんたん車査定」は入力もかんたんで便利で査定額も上がりますので是非ご利用ください。