売却前に洗車すべきか

車を売る前に洗車すべきかは、査定額が上がる上がらないかは多くで議論されている問題です。

洗車で査定額があがるというのは都市伝説に近いような気もします。

そもそも、どうして洗車や車内清掃をした方がいいのかを考え、車を売る前に洗車をすべきか問題に決着をつけるべく、調べましたので報告します。

車を売却時に何をすべきか分からない人は必見の内容となっていますので、ご覧になってください。

車を売る時は誰でも洗車や車内清掃は必要なのか?

そもそも車を売る場合に洗車や車内清掃は必要なのかという議論に決着をつけるために、査定の基準となっている一般財団法人 日本自動車査定協会の中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕について調べてみました。

まず、外装と内装の標準として定めた中古車の状態を標準状態としているので標準状態について探してみました。

外装の標準状態

  1. 外板は無傷とする
  2. 塗装
  1. 塗色は標準色で、変色、退色及び塗り替跡のないこと
  2. 泡つぶ、塗装の浮き、さび、テープ類の貼り付け跡、強固な異物の付着がないこと
  3. 1cm以上の傷、文字、指定色等のないこと
  4. みがきを必要としないこと

内装の標準状態

  1. 内装は規定のものであり、破損、汚れ、シミ等のないこと
  2. マット類に衰退、欠品のないこと
  3. 積載物その他の理由による異臭のないこと

引用元:中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕

中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕の外装と内装の標準状態に関する規定を読んでみると、外装に関しては、自分でなおせない傷は別として付着物があれば標準状態よりもさがること、内装に関しては汚れや異臭がないことが標準状態と明確に書かれています。

なので、

  • 外装に汚れや付着物があれば、洗車をした方がいい
  • 内装に関しては汚れや異臭がないことと規定されているので掃除や消臭はする必要がある

この規定から判断すると、査定額を下げない為に洗車よりも車内清掃は必ずしなければならないという判断になります。

ただ洗車に関して言えば、ワックスがけのような手間をかける必要もなく、ワンコインできるようなコイン洗車でもしておけば、車を大切にしていたと思われ査定士の心象にはよく、他の査定部分に関して多少甘めにみるとうことはあるかもしれません。

したがって査定時の洗車に関しては、ワンコインで洗車が済むならした方が良いことになります。

当然、標準状態よりも下の状態なら査定が下がる基準についても中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕には細かく決められています。

車内清掃は何を重視すべきか?

内装の減点の基準も一般財団法人 日本自動車査定協会の中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕に規定されています。

内装部分の傷、シール、テープ等の跡、ハンガーパイプ等が付いているもの、
タバコ、ペット等による異臭のあるものは減点する

  1. 内装部分の傷 10点
  2. シール、テープ、接着剤等の跡のあるもの 10点
  3. ハンガーパイプの付いているもの 10点
  4. 異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)があるもの 40点
  5. ペット等の毛が付着しているもの 40点
  6. 天井、内張り等にタバコのヤニが付着しているもの 40点

引用元:中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕

車内清掃は、自分でもできる事をして減点項目を少しでも少なくしていくことが査定をあげるコツになります。

この中で自分でできることをあげるとすれば

  • シール、テープ、接着剤等の跡をとる
  • 異臭をとる
  • ペット等の毛の付着しているものをとる

となります。

もちろんこの他に、ほこりなどを拭きあげたり、掃除機をかけたりするような一般的な車内清掃をすれば査定士の心象がよくなるのでしておくことは大事です。

シール、テープ、接着剤等の跡をとる方法

車内の中でテープやシールはガラスやダッシュボード周辺、接着剤などのダッシュボード周辺に限定されるかと思います。

ガラスのシールのはがし方は、大手メーカーよりシールはがしが売られているので、そちらを使って剥がせばいいので特に問題はないです。

シール剥がしで車の内外の不必要なステッカーも剥がしておきましょう。

問題はダッシュボード周辺になります。

ダッシュボード周辺は、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、ウレタンなどのプラスチックが使われています。

瞬間接着剤などの場合はポリスチレン(PS)、ポリプロピレン(PP)以外の表面は溶かすことがあるので必ず目立たないところでチェックしてください。

チェック方法は綿棒に接着剤剥がしをつけ、ダッシュボードの目立たない表面の異常や綿棒に色がつかないかどうか様子をみてください。

その他のダッシュボードのテープやシールについては、大手の発売のシール剥がしをタオルなどに含ませて、やさしくふやかすようにして取りましょう。

異臭をとる方法

異臭の場合は、個人でできるものとしては消臭剤を使う事です。

消臭スプレー

消臭スプレーは大手だと車内用ファブリーズなどがあります。フロアマット、シート、トランク内など布の部分に吹きかけることで消臭効果がでます。

粉末の重曹を薄めてスプレーする方法や雑巾がけで使用する方法もあります。100円ショップで重曹スプレーも売られています。

しかし、ファブリーズなどの消臭剤や重曹は布以外(×本革シート)は使用できませんので注意が必要です。

本革シートを拭くときは皮専用の製品を使用してください。

その他の消臭剤

置くタイプの消臭剤は車の売る前から消臭目的でおいておくこともできます。

スチームタイプの消臭剤も車内のニオイ用、タバコ用、、エアコン用など車の大きさやタイプ別に売られています。

選ぶときは無香料タイプを選びましょう。

スチーム消臭剤の動画がありますので、ご覧になってください。

車内のニオイが臭いと女性が9割乗りたくないそうなので、車を売る必要がなくてもしておいた方がいいとおもいました・・・

簡易的な消臭をプロに頼む

車の本格的な消臭をプロに頼むと5万円くらい場合によってはそれ以上掛かってしまいます。

しかし大手のカー用品店ならワンコインの500円でしてくれる消臭除菌サービスもあります。

500円だとスチーム消臭剤を買うより安かったりします。

車内の除菌消臭と簡易清掃のセットだと900円だそうです。(2018年9月現在)

ただあくまで簡易的なので、嘔吐物のニオイや動物の毛には対応していませんので過度に期待はしないようにしましょう。

ペット等の毛の付着しているものをとる方法

ニオイの原因がペットの毛だったりすることもありますし、毛が車内にあれば動物の毛でなくともきになります。なんといっても減点40点は大きいですね。

掃除機やカーペットローラー(コロコロ)を用いて清掃していきましょう。

頑固な絡みついた毛は手で一本一本取ることになります。

毛はとんでもない場所に飛び、なかなか取れないケースもあります。場合によってはシート外しをしなければならないこともあるでしょう。

外装の傷は修理すべきか

外装の傷は修理すべきは、外装の修理代と査定額が修理する前の額に比べて上がるのかを天秤にかけて考えていると思います。

結論から言うと、修理代以上に査定額は上がらないので修理する必要はありません。

というのは、買取業者は自社工場を持っているケースが多く、私たちが業者に頼んで修理する以上に格安で修理できる手段をもっているからです。

まとめ

  • 中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕によると外装の関して言えば、付着物がなければ査定基準の減点にはならないので必ず洗車をする必要はないが、洗車をした方が査定士への心象がいい。
  • 中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕によると内装の汚れに関しては減点のする基準があるので、室内清掃は査定額を下げたくないのならしなければならない。
  • 一般的な車内清掃による掃除機がけやふき取り以外に個人でできることは、シール、テープ、接着剤等の跡をとる、異臭をとる、ペット等の毛の付着しているものをとる程度
  • 本格的な室内清掃をプロに頼むと5万円程度(車種によってそれ以上)はかかってしまう。
  • ダッシュボードに張り付けた瞬間接着剤は材質により溶けるのでテストが必要。
  • 車内外のガラス面の余計なシールも剥がした方がいい。
  • 車内のニオイとりは、消臭スプレーやスチーム消臭剤もある。
  • 簡易的な消臭ならカー用品店でスチーム消臭剤を買うより安くできる。
  • ペットの毛は異臭の原因にもなるし、査定基準から減点40点と高い。
  • ペットの毛を取るには、掃除機やコロコロ、場合によっては1本1本自分で取るしかない。
  • 外装の傷は修理費より査定額が上がることはないので修理する必要はない。