国産車が以前より高くなっているせいか輸入車である外車が最近とても購入しやすい値段と感じられることやステータス、走行性能などが評価され外車のシェア率は上がっています。
外車を所有していれば売る時には高く売りたいと思うのは当然です。
しかし外車を何度も購入している人ならわかっていても、外車を初めて購入して売却する人は、売る時に外車がどの程度で売れるかなんて想像もつかないと思います。
今回は、外車の買取価格を少しでも高くする具体的な2つの手順について記事を書きましたのでご覧になってください。
外車のシェア率はあがっているけど・・・
ここ数年外車すなわち輸入車の販売台数は増えています。
画像引用元:時事ドットコムニュース
この数字は軽自動車を除いた、いわゆる普通車の新車割合程度を示すものですが、2017年で9.1%で近年では最も高いシェア率となっています。
ここ数年、最も高いシェア率と言っても100人中9人程度しか輸入車を購入してないので、日本国内ではやはり日本車の方が人気があるということは分かると思います。
中古車市場の価格は車種の人気で決まる面もありますので、なんとなく外車の買取相場が安くなると言う予想はつきますね。
ちなみに2017年の輸入車の売れている価格帯は400万~1000万で、人気メーカーの1位から3位はメルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲンの順でドイツメーカーが日本では人気があるそうです。
外車の下取りが安いと言われる理由
日本人は国産車を好む
輸入車である外車の売れている価格帯は400万から1000万円となっています。
1000万円クラスの車を買う人は車検前に定期的に車を買い替えます。このくらいの価格帯の車を買う人は比較的査定額など気にせずに車を買い替える人たちも多いのです。
メルセデスベンツやBMWなどの車のメーカーは愛好家も多く新車が出る度に買い替える層も多いでしょう。
輸入車の場合、走りが良かったり、スタイルがよかったり、乗っているステータスがあるので乗り続けている人もいます。
しかし、日本の場合は日本車が優秀なので日本車が好まれる傾向にあります。
理由は
- 消耗品を交換前提で長持ちする輸入車よりも壊れにくいので維持費がかからない
- 何をやって貰うにしても工賃が輸入車よりも安い
- 部品も輸入車より安い
- やっぱり右ハンドルが好き(ドイツ車以外は左ハンドルが多い)
このような理由などで100人中90人が国産車選ぶ人がほとんどです。
輸入車の場合は、新車や認定中古車を買うとメンテナンスパックと呼ばれるものに加入すれば、消耗品を無償で交換してくれるので、その間は消耗品代はかならないので維持費が安く済みます。
ところが一般的な中古車で買うと、このようなメンテナンスパックには加入できないので、例え車がう安いからと言って購入してしまうと維持費が掛かり泣くことになります。
新車を乗り続ける人は維持費も最小限で済み、常に最新のモデルに乗り続けます。このような人たちは、特別な理由がない限り中古車は買いません。
その結果、中古車は市場には溢れるのですが、国産車の方が人気のあるため、輸入車の査定額は低くなります。
業者オークションに出回らない
国産車であれば、業者オークションに出回っているので、ある程度の価格帯は決まっています。業者オークションの平均価格よりも安い価格て買取をすれば、たとえ車が一定期間に売れなかったとしても業者オークションに出せば、大きな損失をださずに済みます。
ところが輸入車の場合、輸入車のモデルによっては業者オークションに出回っておらず、価格の予想がつきません。
予想がつかないから、査定額を低くせざるを得ないのです。
それと国産車ばかり扱っている自動車販売店の査定士の場合は、輸入車の知識がなく安く査定されることもありますので注意が必要です。
外車の新車価格と中古車価格を検証してみた
中古車購入の場合は、諸経費が販売会社によってかなり違いますので全ての諸経費を含めると比較ができなくなるので車両本体の価格のみで検証しています。
輸入車の中古車価格の一例
BMW 320d Mスポーツ
画像引用元:goo-net
5,510,000円(新車)⇒2,899,000円(2年後)
中古車なら2年後に48%引きで買える(2018年8月現在)
メルセデスベンツC200 アバンギャルド AMGライン
画像引用元:goo-net
5,814,000円(新車)⇒3,350,000円(2年後)
中古車なら2年後に43%引きで買える(2018年8月現在)
レンジローバーイヴォークHSEダイナミック
画像引用元:goo-net
6,870,000円(新車)⇒5,150,000円(2年後)
中古車なら2年後に25%引きで購入できる。(2018年8月現在)
輸入車の中古車価格について
国産車は3年後の残価率を50%としているメーカーもあるなか、輸入車は2年でセダンにおいては2年で50%に近い中古車の販売価格になっています。しかしSUVは人気モデルなので2年後でも25%の割引で購入できるので査定額はそこまで大きく下がらない傾向があります。
国産車の中古車価格の一例
スカイライン 200GT-t タイプP
画像引用元:goo-net
4,345,920円(新車)⇒2,882,000円(2年後)
中古車なら2年後に34%引きで購入できる。
レクサスRX 450H Fスポーツ(4WD)
画像引用元:goo-net
7,436,000円(新車)⇒6,580,000円(2年後)
中古車なら2年後に12%引きで購入できる。
国産車の中古車価格について
ほんの一例ではありますが、全般的に国産車の方が新車価格と中古車の価格の差は少ない傾向にあります。査定額はほとんどの場合、中古車の価格よりも低くなりますので、中古車の価格は査定の価格の目安にはなります。
国産車よりも輸入車の方が査定において安く査定される傾向にあります。
外車を売るなら一括査定
輸入車を売るなら、各査定会社を競わせて査定額を上げましょう。
自動車販売会社を1社1社店舗を回って査定をするのはとても時間がかかります。
一括査定なら無料で家でも仕事場でも指示した場所に来てくれますし、1社ずつ予約を取る必要もないのでとても効率よく、査定をしてもらい一番高いところに車を売ることができます。
リクルートの運営する「カーセンサー」はとても便利な一括査定サイトになります。こちらに一括査定に出すと概算査定額が出ますが、流通の少ない外車の場合は概算査定額がでないこともあります。
一括査定の注意点
一括査定はとても便利ですが、輸入車である外車の場合、その販売店で扱っているかいないかで査定額は大きく変わります。
自動車販売店で外車を扱っていない場合は、査定マンの知識がないので査定額は安くなります。一括査定は査定する販売店も選べるので外車をよく扱っているところを中心に依頼をしましょう。
一括査定+α
リクルートの運営する「カーセンサー」でも輸入車を扱う自動車販売会社に査定を依頼することができますが、合わせて「外車王」にも査定を依頼すべきです。
「外車王」は提携会社が日本全国にあり、どこでも査定をしてもらうことができます。
外車王の提携会社が「カーセンサー」で選べるケースがあります。例えば、関東地域であればユーポスが担当査定会社になりますが、「カーセンサー」の外車王提携会社には依頼しないで「外車王」の公式サイトを使って査定を依頼してください。
というのは外車王を通して査定を依頼すると、外車に強い担当者が必ず来るからです。これがまさに外車王の強みです。
外車の車査定は「カーセンサー」と「外車王」併用がおすすめです。
まずは外車専門買取の外車王で査定してもらう
まとめ
- 輸入車の新車購入者は増加傾向にあるが、シェア率9.1%程度しかない
- 日本では丈夫で維持費やメンテナンス性の良さから日本車が好まれる
- 輸入車は車種により業者オークションに出回らないケースもあり、査定額は安くされる場合もある
- 国産車ばかり扱う自動車販売店の査定では知識がなく、車両の価値がわからず安く査定される
- 中古車販売価格も査定額の参考になるが、同一価格帯の国産と比べ輸入車の方が価格が低い
- 輸入車を査定するなら一括査定を利用するのが便利だが、輸入車を扱う販売店に査定の依頼をすべき
- 「カーセンサー」で「外車王」の提携会社に依頼できるが依頼せず、直接「外車王」から査定を依頼すると外車に詳しい担当者が必ず来る。
- 外車を高く売る2つの手順は「カーセンサー」と「外車王」を併用して依頼すること
まずは外車専門買取の外車王で査定してもらう