車のモデルチェンジにはマイナーチェンジとフルモデルチェンジがあります。
マイナーチェンジは1~2年程度で行われる商品価値を上げるように行われる小改良のことです。
フルモデルチェンジは、5年毎くらいにエンジンや外見やシャーシなど車の基本設計そのものを新しくするような大規模な改良のことで、これが新型モデルになります。
新型モデルの噂がたつと誰でも新しいモデルが気になるのではないでしょうか。
今回は、新型モデル発表後は旧モデルの売買価格は下がるかどうかについて調べました。
新型モデルが出て車を売却しようと思っている方は必見の内容となっているのでご覧になってください。
実際の新型モデルが出る前後の中古車相場
結論からいいますと、新型モデルが発売されると、旧モデルの買取額は大きく下がります。
マイナーチェンジ後のモデルが発売されても、フルモデルチェンジ発売後ほど査定額は通常下がりません。
実際に国産車と輸入車の中古車相場は買取相場にダイレクトに影響を与えるものなので、まずはその結果をご覧になってください。
インプレッサスポーツ
スバルインプレッサスポーツは2016年10月にフルモデルチェンジしました。
以下の表はインプレッサスポーツの2016年2月~2017年2月までの中古車平均価格になります。
画像引用元:カーセンサー公式サイト
2016年10月まで中古車相場は下がり続けています。
これは発売前に既に新型車発売が発表されているからです。
いったん中古車相場が2016年10月に上がっているのは、高年式の中古車が市場にでたためです。
その後は中古車相場は下がり続けています。
メルセデスベンツEクラス(5代目)
日本ではメルセデスベンツEクラス(5代目)が2016年7月27日に公式発表されると同時に発売されました。
以下の表はメルセデスベンツEクラスの2016年5月~2017年2月までの中古車平均価格になります。
画像引用元:カーセンサー公式サイト
ベンツEクラス(5代目)が2016年7月27に発売されると同時に中古車価格も下がり続けています。
高額な車ほど中古車価格が下落する価格も大きくなります。
というのは新型車がでて買取相場が20%下がるとすると、100万円の車なら買取額が20万円の下がる、500万円の車なら買取額が100万円下がることになるからです。
メルセデスE型は2016年5月の中古車平均価格は421.5万円が、新型が発売され市場に溢れる半年後には288.8万円となっていますので、価格帯の高い車はなるだけ早い時期に売る方が買取価格は高くなります。
なぜ新型車がでると買取価格は下がるのか?
買取相場が下がれば、中古車平均価格も下がりますので、買取相場が下がる理由について考えて見ました。
市場に中古車が溢れる
新型車へフルモデルチェンジすれば、試乗車や展示車も新型に入れ替えるので、その分市場に中古車が溢れれば、中古車の購入者よりも中古車市場の台数が増えるので買取価格も下がります。
これはディラー1店舗ならそんなに数は増えませんが、全国にディラーの数はかなり多いいのでかなり中古車市場に溢れることになります。
またメーカー系のレンタカー(トヨタレンタカーや日産レンタカーなど)は新型を扱うこと自体が宣伝になる為(実際に借りて、乗ってから購入する人もいる)に旧型車と新型車を入れ替えることに中古車市場に旧型車が溢れます。
もっとも市場に中古車が溢れるのは、既存ユーザーの買い替えです。
新型車が出る度に買い替える熱心な不安もいますし、たまたま車検が近いというタイミングもあるでしょう。
国産車の場合は雑誌やネットに事前に情報がでるので、情報に出てから中古車市場にでてきて徐々に値段が下がります。
そして発売されると新型車が納車され、一時的に高年式の車がでるので中古車市場の価格はあがりますが、その後は下がり続ける傾向にあります。
新型車がでると旧型車に目がいかなくなる
やはり新型車がでてしまうと旧型車に目がいかなくなり人気がなくなる傾向にあります。
旧型車の人気が下降して、中古車市場に旧型車が増えるわけですから、中古車価格の元となる査定価格も下がることになります。
旧型を購入するお得な時期
新型が発表されてしまうと、中古車市場を崩さないように受注生産や生産数を調整します。
よって旧型車を新車で買おうと思っても値引きは期待できません。
旧型車を一番お得に買いたいのなら、新車が発売されてからすぐです。
それは、高年式車である
- 試乗車
- 展示車
- レンタカー
などの状態の良い中古車が中古車市場に多くなり、買い替える方も多いので中古車が増えるために中古車自体の値段が下がる時期だからです。
とはいいつつも、高年式の車を中古車で買おうとするとお得ではありますが、車種によっては数百万円する高額な車もあります。
そんな時は、一括査定サイトであるでリクルートの運営する「カーセンサー」を使えば、一括査定をすることで査定士同士が競うので一番高い買取額が期待できます。
新型車がでたけど売るタイミングを逃した・・・
旧型車を売ろうと思ってたが売らずに新型車が出てしまって売るタイミングを逃してしまた方もいるかもしれません。
旧型車は中古車が市場に溢れるから査定額は下がってきますが、状態の良い車であれば高く買取してもらえるチャンスはあります。
- 高年式
- 低走行車
- 人気車種
- 人気メーカーオプション
- 人気色である黒か白
- 修復歴なし
このような条件の車であれば、旧型車であってもリクルートの運営する「カーセンサー」のような一括査定サイトを利用して、買取業者を競わせることで一番の買取額が期待できます。
- 高年式
- 低走行車
- 修復歴なし
このような旧型車であっても高い査定額が期待できます。
旧型であろうと、状態の良い中古車なら競わせることで買取業者も高く買取りしてくれます。
また、売るか売らないか悩んでいるならまずは、一括査定サイトを利用してください。
一括査定サイトで買取業者を呼んで査定してもらっても価格に納得できなければ売る必要はありません。
輸入車で新型車が出た場合
輸入車の場合の場合は、新型車が発売後はとくに買取価格が下がります。
「リクルートのカーセンサー」で査定業者を選ぶときは、輸入車を専門に扱う買取査定業者を選びましょう。
国産車を中心に扱う買取査定業者では大手であっても査定額はつきません。
輸入車の場合は「外車王」もプラスして査定をすることをおすすめしています。
「カーセンサー」には、外車に関してはそこまで強いわけではあり前sん。
国産と違い、輸入車の良さは輸入車を良く知る担当者しかまともに買取査定できないこともあります。
とくに、並行輸入車やフェラーリのような高額でマニアックな知識を必要とする場合ならなおさらです。
一般に買取査定額は、業者オークションを元にして買取査定額を出します。
マニアックな輸入車の場合は、業者オークションになかなかでないケースもあり、買取基準がわからないので知識のない査定マンが来てしまうと悲劇的な査定結果がでてしまいます。
まとめ
- 車もモデルチェンジには、マイナーチェンジとフルモデルチェンジがある。
- マイナーチェンジは1~2年程度で行われる商品価値を上げるように行われる小改良のこと。
- フルモデルチェンジは、5年毎くらいにエンジンや外見やシャーシなど車の基本設計そのものを新しくするような大規模な改良のことで、これが新型モデルことである。
- フルモデルチェンジの新型モデルが発売されると、旧モデルの買取額は大きく下がる。
- マイナーチェンジが発売されても、フルモデルチェンジ後ほど査定額は通常下がらない。
- 新型モデルが発表された時点で査定額は徐々に下がり、新型発売後は旧型車が中古車市場に溢れるため大きく査定額は下がる。
- 輸入車の場合は新型モデル発表と同時に新型車が発売されるケースもあるため、発売後大きく査定額が下がる。
- 旧型車の中古車購入は、新型車が発売後に試乗車、展示車、レンタカーなどの状態の良い車が中古車市場にでるので、買い替えて同車種が市場に溢れるので安くていい状態の車が買えるのでおすすめ。
- 旧型車は中古車が市場に溢れるから査定額は下がってきますが、状態の良い車であれば高く買取してもらえるチャンスはある。
- 輸入車の場合の場合は、新型車が発売後はとくに買取価格が下がる。
- 輸入車を「カーセンサー」で利用する場合は、輸入車を扱う買取査定業者を選ぶべき。
- 並行輸入車やフェラーリなどの高額な輸入車を査定する場合は、業者オークションになかなかでないケースもあり、買取基準がわからないので知識のない査定マンが来てしまうと悲劇的な査定結果がでてしまうので、輸入車の場合は「外車王」を合わせて利用するのがおすすめ。