【盗難】リレーアタック対策《防止に必須の道具は通販で購入可能》

リレーアタックとは、スマートキーからでる1mしか飛ばない微弱電波を増強させることで盗難をする新しい窃盗方法です。

現行の車のスマートキーはイモビライザーという車両防犯装置と連動しているので、スマートキーの車はセキュリティー性が高いモノでした。

ところがリレーアタックで車を狙われたら防ぐ方法はないそうです。

具体的なリレーアタックによる窃盗方法の手順は

  1. 犯人のグループの一人がスマートキーを持った車の持ち主(運転手)に近づく
  2. その犯人が特別な機器でスマートキーの微弱電波を受信
  3. 車の近くにいる別の犯人グループに微弱電波を増幅させて送信
  4. 増幅された電波をリレーして近づく、鍵の解除
  5. エンジンを掛けて車の盗難

盗難後は、エンジンを掛けられるようにしたり装置を作成したり、部品取りの車として利用します。

リレーアタックの手口について分かりやすい動画がありましたので合わせてご確認ください。

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リレーアタックこんな車は要注意

リレーアタックは自動車窃盗グループなら簡単にすることができるので値段の高い高級も注意が必要ですが盗難数の多い車も注意しなければなりません。

なにせリレーアタックはスマートキーの1mしか飛ばない微弱電波さえ受信さえすれば瞬時にロック解除でき、エンジンがかかるまで10秒ほどあれば可能だからです。

これまで盗難された車に関しては、日本損害保険協会による保険会社19社の「自動車盗難事故実態調査 結果報告」と資料があります。

調査結果で盗難されやすい車種というのはわかりますが、リレーアタックならスマートキーの車なら数10秒で盗まれてしまうので、これからは人気のある高級車種が盗難される可能もあるので盗難状況の順位は大きく変わる可能性があります。

参考までにこれまでの「自動車盗難事故実態調査 結果報告」による盗難されやすい車両について記載します。

順位 2015年11月 2016年11月 2017年11月
1位 プリウス プリウス プリウス
2位 ハイエース ハイエース ランドクルーザー
3位 ランドクルーザー ランドクルーザー ハイエース
4位 アクア アクア レクサス
5位 クラウン レクサス スカイライン

データ参照元:2017年度自動車盗難事故実態調査結果報告

この調査報告は保険会社19社、あいおいニッセイ同和損保、アクサ損保、朝日火災、イーデザイン損保、SBI損保、共栄火災、セコム損害保険、セゾン自動車火災、ソニー損保、損保ジャパン日本興亜、そんぽ24、大同火災、東京海上日動、日新火災、富士火災、三井

調査期間内(2017年11月1日~11月30日)に車両保険金の支払いを行った事案について報告しています。毎年11月に統計をだしています。

2017年の11月だけで車両本体の盗難の総数は278件となっています。

盗難実績をみると、1位から3位までは不動です。

この中の車両で不動の1位のプリウスは車両はさほど高くありませんが、ハイブリットの部品が高額な為部品取り車としても利用できるから盗難数が多いそうです。

ランドクルーザーはプラドを含み、ハイエースは現行にないモデルのグランビア、レジアスも含まれていますが、この2車種は日本でも人気がありますが、海外でもとても人気があるモデルなので盗難数が多いそうです。

2017年になりレクサス(車種は不明)やスカイライン(GTRも含む)高額で海外にも人気があるモデルが盗難される傾向になっています。

各メーカーもリレーアタックには対策を打ってきています。

トヨタなら2012年12月発売になったクラウン以降の新型車。

スバルなら2016年のインプレッサ以降の新型車はスマートキーから微弱電波を出さなくなる機能が付いています。

しかし、それ以前に製造されている海外に人気のある車両には対策はされていないわけですし、まだまだリレーアタックの対策はできていない状況です。

なにせ、微弱電波を10秒だしてしまえば車は盗まれる可能性があるからです。

これら上位に入っている車種や高額車両や海外に人気のある車種に関しては、車両保険に入っておくのが万が一の対策となります。

自動車保険料を一括で見積もりできるサイト<保険の窓口>なら、今までの保険料金で「車両保険分」が加入できるくらいほど安くなるケースもありますので、まずは一括見積をされることをおすすめします。


リレーアタックを防止するには

リレーアタックに対する防止策は、スマートキーから微弱電波を発生しないようにしたり、微弱電波が窃盗団に受信されないような工夫をすればいいだけです。

なので玄関に車をおいて、玄関付近(1m以内)にスマートキーを置いておくのはやめましょう。

いくつかリレーアタックの対策について記載します。

クッキーのなどの缶

微弱電波が届かないようにする最も簡単な方法は、100円ショップで売っているようなクッキーの缶にいれておくことです。

クッキーの缶

ただこの際に、複数のスマートキーを入れるとき、スマートキー同士くっつけたり重ねたり密着させるとスマートキーの電池が放電してしまうので、適度に間隔をあけておくことが必要になります。

手持ち金庫

クッキーの缶だと開けにくい、気付かずに人に捨てられてしまうとか、見かけを重視したいと思う方は、手持ち金庫をスマートキーの保管用に使ってもいいかもしれません。

手持ち金庫と言え、薬箱として使う方もいるので使い方は無限大です。

このときもやはりスマートキーの同士は密着させたり、近づけすぎたりしないようにしましょう。

手持ち金庫

画像出典元:セントリー公式サイト

このタイプの手持ち金庫ならアマゾンなどで3000円以下で購入できます。

またホームセンターなどで売っている定番商品ですね。

リレーアタック盗難防止用ポーチ

ただ、外出度に、クッキーの缶を持っていくのも恥ずかしいし、手持ち金庫なんてもっていくのも違和感あり過ぎです。

外出する時におすすめするのが、リレーアタック盗難防止用ポーチです。

このポーチの袋を閉じるとスマートキーの微弱電波が遮断されて、スマートキーが効かなくなるのでリレーアタックに対策することができます。

アマゾンで1800円程度で購入することができます。

ただ購入者レビューを読んでみると、購入してしばらくは電波を遮断しているけど、使っているうちにただのポーチになってしまったというものもあるので、定期的にスマートキーが効くか効かないかはテストした方がいいでしょう。

たとえば扱い方次第でポーチに穴が開いても、穴が開いたことにも気がつかないというケースもあると考えられるからです。

当然、ポーチに穴が空いてしまうと、微弱電波がそこから漏れてしまうので、リレーアタック対策にはなりません。

社外セキュリティーのオプション

社外セキュリティーのバイパーやクリフォードなどにオプションでリレーアタック対策モジュールがつけることができます。

これは、通常リレーアタックをすると車のエンジンが掛かるので車は盗まれますが、リレーアタック対策モジュールをつけた車は、持ち主にしか分からない手順を踏まないとエンジンが掛かりません。

よって車が盗まれないというわけです。

しかし、このオプションをつけるだけでも3万円以上はします。

社外セキュリティーの本体を含めると、30万円近くになってしまいます。

しかも社外セキュリティーとなると量販店には任せたくないし、ちちんとしたプロショップを探さなければなりません。

プロのセキュリティショップを名乗っていても自称のような店も少なくないので、ネットできちんと評判を調べたり、お店の対応はどうかなど自分で調べる必要があると思います。

以外におすすめハンドルロック

リレーアタックは最短10秒で車を盗めるので、時間がかからずそこら辺の車を盗むことができます。

犯人の心理を考えると、盗難に時間がかかるような車は素人でない限り盗もうとは思いません。

そこでおすすめなのがハンドルロックです。

ハンドルロックはステアリングを固定してステアリングが操作できないようにします。

しかも、ハンドルロック自体が切断が不可能なほど頑丈です。

しかし、車を使うたび、離れる度にセッティングをしなければならないので、少し面倒です。

ハンドルロックは、アマゾンなどで3000円以下でも購入できます。

以上、リレーアタックについて書いてみましたが、社外セキュリティー以外はどれも2000円~3000円程度で対策することができます。

しかし、盗難防止や車上荒らしから安心できる対策は、任意保険である車両保険に加入することです。

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