新古車を購入する具体的な2つのルート【時期と諸費用】総合的に見てお得?

新古車とは「登録済(届出済)未使用車」のことで、何からの理由で登録はされているけど「未使用」の車です。

そのような理由で「未使用車」として販売しているケースもありますが、新車よりも新古車は車両本体価格が安いことは広く知られています。

今回は、新古車について

  • 新古車と言う名称について
  • 新古車の販売ルートについて
  • 新古車は軽自動車が多くみられる
  • 新古車は本当にお得なんだろうか?
  • 新古車のデメリット
  • 新古車のメリット

などについて詳しく調べましたので、気になる方はご覧になってください。

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新古車という名称について

新古車という名称は浸透していますが、一般社団法人 自動車公正取引協議会によって使用は禁止されています。

一般社団法人 自動車公正取引協議会よると、「登録(届出)済未使用車」について表示する際の留意点として以下の点を指摘しています。

    1. 単に「未使用車」と表示するのではなく、「登録(届出)済未使用車」と表示すること
    2. 併せて、「初度登録(届出)された車両で、使用又は運行に供されていない中古車である旨」を明瞭に付記すること
    3. 使用又は運行に供されたと考えられる車両(例えば走行距離が百 km を超える車両※)について、「登録(届出)済未使用車」の表示は行わないこと
      ※走行距離に関係なく、一旦ユーザー名義で登録(届出)された車両や、試乗車や代車として用いた又は運行に供された車両は「登録(届出)済未使用車」と表示することはできません。

引用元:一般社団法人 自動車公正取引協議会公式ページ


新古車購入のルートは?

新古車は自動車のメーカー系列の中古車販売部門やメーカーとは関係ない中古車販売店が登録済未使用車専門店として販売しているケースもあるので、購入ルートとしては2つになります。

新古車の元の出どころは新車ディラーです。

新車ディラーは決算時や年度末に販売台数のノルマの達成は、販売ボーナスをもらえたりや翌年の仕入れの値段にも関わる大変ナーバスな仕組みになっています。この際、台数が足りなくなるくらいならば、自分で買って登録してしまえという車がが登録済未使用車となります。


新古車は軽自動車が多くみられる

新古車はダイハツやスズキなどの軽自動車が多いです。軽自動車の場合は車庫証明が登録に必要でないというのも一因となっています。

普通車の場合は車庫証明は必要ですが、普通車の新古車はコンパクトカーが多いです。

新古車は本当にお得なんだろうか?

決論から言うと、お得にならないケースもあります。新古車の購入はは一般的な中古車の購入と変わらないと考えられればいいのですが、結果的に新車購入よりも安くなければ意味がないと私は思います。

不透明な諸費用(代行費用)に注意

まず車を購入すると、法定費用であるいわゆる税金の部分と販売店による諸費用(代行費用)がかかります。

法定費用は登録済なので間違いなく安くなりますが、この諸費用が販売店によって異なるので新古車を購入の検討をされている方は、新車と他の販売店の新古車の見積もりをとりましょう。

法定費用は

  • 消費税
  • 自動車税
  • 自動車取得税
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • リサイクル料

になりますが、新古車の場合は重量税は登録済なので支払う必要がなく、取得税も新車よりも安く(軽自動車は翌年の3月までは無料)なります。自動車税や自賠責保険料は未経過相当分のみ支払う事になります。

この重量税が無料というのは金額としてはかなり大きいですね。

諸経費の部分は販売店によって内容も値段もかなり異なります。

例をあげると

  • 登録書類作成
  • 登録届出手続代行費用
  • 車庫証明手続代行費用
  • 下取車諸手続代行費用
  • 納車費用
  • 納車準備費用
  • 保守管理費用

これは、私が以前に買ったことがある中古車の契約書に実際に書かれていた費用です。車の登録なんて一度でもしたことがあれば誰でもできるとても簡単なのにと今では思います。

このような名称の代行費用で儲ける販売店が多いので不明な点は購入する前に聞きましょう。自動車はクーリングオフの適用はありませんので、慌てて契約をしないよう注意です。

最近の中古車では新古車に限らず車両価格はとても安いですが、諸費用(代行費用)で儲けているところも多いのが実情です。

新古車のデメリット

新古車のデメリットは一般的な中古車と同じものです。

月末の購入は損した気分になる

自動車税や自賠責保険の未経過分は契約月から未経過相当分の負担になるので、月末の購入するよりも月初に購入した方がお得感があります。

新古車の車両本体は最初提示された金額より値引きされない

一般的な中古車にも言えることですが、新古車も最初に提示された車両本体価格より値引きはほとんどされません。

新車の場合は値引はあるので、新古車の諸経費(代行費用)によっては、ほぼ購入価格がかわらないというケースもあり得ます。

新古車は最新型とは限らない

新古車が登録時期によってはマイナーチェンジ前のものだったり、場合によってはフルモデルチェンジする前の車両の場合もありえます。

車は高い買い物なので購入する前にある程度車両については事前に調べておきたいところです。

メーカーオプションを追加できない

新古車は登録が済んでいる自動車なので、メーカーが製造時つけるオプション(サンルーフなど)は後から追加することはできません。

外せないメーカーオプションがあるなら、最初からメーカーオプションをついた新古車を探さなければなりません。

新車よりも車検は短くなる

新古車は登録済みなので、そのぶん新車よりも車検が短くなります。登録済なのでワンオーナー扱いにもなりません。

新古車のメリット

場合によってはかなり安くなるケースもある

車種、色、良心的な販売店の代行費用により、かなり安くなるケースもあります。

納車は早い

登録済なので、名義変更をするだけなので納車はやいです。

まとめ

  • 新古車とは「登録済(届出済)未使用車」のこと
  • 新古車という名称は浸透してるが、一般社団法人 自動車公正取引協議会によって使用は禁止されている。
  • 新古車は自動車のメーカー系列の中古車販売部門やメーカーとは関係ない中古車販売店が登録済未使用車専門店として販売しているケースがある。
  • 新古車の元の出どころは新車ディラー
  • 新古車は軽自動車が多く、軽自動車の場合は車庫証明が登録に必要でないというのも一因
  • 普通車の新古車はコンパクトカーが多い
  • 新古車の購入が結果として新車購入よりもお得にならない事もある
  • 自動車はクーリングオフの適用はありませんので、慌てて契約をしないこと
  • 新古車の税金部分である法定費用は登録済なので安くなるが、諸費用(代行費用)が販売店によって大きくことなるので新車や他の販売店の見積もりもとるべき
  • 新古車が最新型とは限らない、特にマイナーチェンジ前後は注意、購入車両について事前に調べておくべき
  • 新古車は登録済なので車検は短くなるし、ワンオーナー扱いでなくなる
  • 新古車のメリットは、状況によってはかなり新車よりもお得なることがある、登録済なので納車は早いこと

新古車を購入する具体的な2つのルート【時期と諸費用】総合的に見てお得?についてはいかがでしたか?

新古車は人気モデルによってはすぐに売れてしまう事もあるので、グーネットやカーセンサーに出す前に売れてしまうケースもあります。

そんな時に、なびくる+のような非公開車両を見つけてくるようなサイトもありますので合わせて利用して検討してみるものいいですね。

また新古車は一般的な中古車と同様に最初の車両本体からほぼ値引きはありませんので、乗り換えの場合は買取価格を上げることで購入費用が安く済みます。

中古車販売店にそのまま販売店に下取りに出すのではなく、かんたん一括査定を使えば買取業者を競合させることで買取価格を引き上げることができるのでおすすめです。