キャンピングカーを買いたい!って思ってる人でも、

  • 維持費が高そう
  • どこにお金がかかるのかわからない
  • 保険や税金は普通車と違うの?

なんて思っていて、なかなか買えないでいる方が多いです。私も初めはそうでした。見た目的にも大きいし、水や電気などの水光熱費だってどのくらいかかるか見当もつきませんでした。

ただ、実際に調べてみると、意外にも普通車の維持費と同じような金額でできるのでびっくりしてしまいました。そこで、キャンピングカーの年間維持費について、燃費・高速料金・税金などを詳しく説明していきます。

維持費は車自体にかかるものと生活用のものの2種類

キャンピングカーの維持費には2種類あります。

  • 車自体にかかる維持費
  • 生活用の維持費

それぞれどういったところにお金がかかるのかリストアップしてみます。

車自体の維持費

車自体の維持費は、どんなキャンピングカーを購入するかで大体決まってきます。もちろん、毎年とか2年ごとにかならずお金がかかるものです。

ただ、キャンピングカーだからといって、普通車にはないような特別なものはありません。金額は多少変わってきますが、普通車にかかる維持費と同じものがかかってきます。

  • 自動車税
  • 重量税
  • 車検代・点検代
  • 自賠責保険
  • 任意保険
  • 駐車場代
  • 高速代
  • ガソリン代

生活用の維持費

普通車ではかからない維持費として、生活用の維持費があります。キャンピングカーですから、車の中で寝泊まりしたり、食事をします。その際にかかる費用です。

  • 水代
  • 居住部分の補修費用
  • ガス代
  • 食器・調理器具・寝具など
  • サブバッテリー代
  • FFヒーター代

最後の二つ、バッテリーとかヒーターなどは維持費用というよりも初期費用にふくまれますので、ここでは名前だけ載せておきます。

では、それぞれいくらくらいなのか見ていきます。

税金の種類

キャンピングカーにかかってくる税金としては、

  • 自動車取得税
  • 自動車税
  • 重量税

などです。

自動車取得税

自動車取得税は、最初に購入する時にかかってくる税金です。消費税が10%に上がるタイミングで廃止されて自動車税に組み込まれますが、今のところ払わないといけません。

キャンピングカーだからといって特別ではなくて、普通車と同じ税額です。計算方法は

  • 課税標準基準額×残価率=取得価額
  • 取得価額×3%=自動車取得税

になっています。課税標準基準額は、難しい計算がありますが、おおよそ新車価格の90%だといわれています。なので、新車価格の2~3%ぐらいが自動車取得税になります。

残価率は中古車の場合に適用されるもので、古ければ古いほど取得額が低くなります。目安としては、3年落ちで約30%です。さらに、取得価額が50万円以下だと免税されます。

自動車税

自動車税は、毎年4月1日に所有してる方が払う税金です。もちろん、売却すれば残った月日によって返還されます。

キャンピングカーの自動車税は、軽自動車のキャンピングカーと普通車のキャンピングカーによって違ってきます。

軽自動車のキャンピングカー

軽自動車のキャンピングカーは、1年間の自動車税で、

  • 4ナンバー(貨物用軽自動車)5,000円
  • 5ナンバー(乗用軽自動車)10,800円
  • 8ナンバー(小型特殊軽自動車)5,000円

になります。つまり、改造していても、8ナンバーに登録をしなければ普通の軽自動車と同じ自動車税がかかります。

8ナンバーに登録するための要件は、

  • 特殊設備が運転席以外にありその面積が1平方センチメートル上(軽自動車の場合0.6平方センチメートル以上)あること
  • 特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の2分の1を超えること
  • 積載スペースと乗用スペースの間に適当な隔壁又は保護仕切があること(最大積載量500kg以下の場合は座席の背あてでも可)

などです。この他にもかなり厳しい規定があります。

普通車のキャンピングカー

普通車のキャンピングカーの自動車税は、排気量やナンバーによって変わってきます。

総排気量 普通車 8ナンバー
1L以下 29,500円 23,600円
1~1.5L 34,500円 27,600円
1.5~2L 39,500円 31,600円
2~2.5L 45,000円 36,000円
2.5~3L 51,000円 40,800円
3~3.5L 58,000円 46,400円
3.5~4L 66,500円 53,200円
4~4.5L 76,500円 61,200円
4.5~6L 88,000円 70,400円
6L超 111,000円 88,800円

という感じになっています。8ナンバーのキャンピングカーの自動車税は、普通車の8割になると言うことです。ただ、エコカー減税などがありますので、軽減されることもあります。上の金額は目安としてみてください。

ただ、こちらも軽自動車とおなじで、8ナンバーに登録しないと適用されません。そのままだと普通車とか貨物用自動車の自動車税が適用されます。初めから8ナンバーになってるキャンピングカーを購入すると、自動車税が2割安くなるということです。

登録には軽自動車のところで説明しました厳しい要件を満たす必要があります。なので、こちらもキャンピングカーだからといって特別な税金はありません。

重量税

重量税は車検の時に支払う税金です。なので、2年に1度払うことになります。基本的に車両の重量に対して税金がかかります。

車両重量 普通車 8ナンバー
軽自動車 6,600円 6,600円
0.5t以下 8,200円 8,200円
0.5~1t 16,400円 8,200円
1~1.5t 24,600円 16,400円
1.5~2t 32,800円 16,400円
2~2.5t 41,000円 24,600円
2.5~3t 49,200円 24,600円
3~4t 32,800円
4~5t 41,000円
5~6t 49,200円

エコカー減税などがない場合の金額で、13年経過していない車の重量税です。目安としてみてください。

8ナンバーの場合、重量税はおおよそ半額になっています。普通車は0.5t刻みに対して、8ナンバーは1t刻みだからです。

とはいえ、キャンピングカーは、普通車と違って生活設備が積載されていますので、1tくらいは重くなります。なので、見た目はおなじでもかなりおもくなりますので、いちがいに重量税が安いともいえません。

ちなみに、いつも荷物が満載のトラックを運転してると言うイメージなので、運転にも気を付けるひつようがあります。

車検費用と車検内容を普通車と比較

キャンピングカーの車検費用の内訳は、

  • 重量税
  • 自賠責保険料
  • 検査登録印紙・審査証紙代
  • 定期点検料
  • 測定検査料
  • 代行手数料
  • 部品交換費用

になります。

上から3項目の車検の法定費用は、上でも説明したように普通車とそれほど変わりません。印紙代なども含めて、車によりますが5~6万円ぐらいです。

点検内容も普通車と変わりません。車のエンジン、駆動関係、足回り、下回りなどの車自体に関する点検しか関係ないんです。

具体的には雨漏りしていても、ベッドが壊れていても、水道やコンロが多少錆びついていても車検はとおります。ただし、8ナンバーの場合、ベッドやコンロ、水タンクなどの設備が乗っていないと車検に通りません。

逆に1ナンバーのキャンピングカーの場合は、シェルなどを全て外して空のトラック状態に戻さないと通りませんのでお金が通常よりもかかるはずです。

3ナンバーや8ナンバーの車検の場合、法定費用以外の整備代を普通車とおなじくらいの10万円位を想定しておけば大丈夫だと思います。

ですから、車検費用としては、法定費用と整備代を足して15~20万円を想定しておけば大丈夫なんじゃないでしょうか。

また、キャンピングカーの車検は受けられないという工場もあるようなので、事前に確かめておくことをお勧めします。

キャンピングカーの車検といっても特別なことはしません。普通車の車検と同じ感覚で大丈夫です。あとは、車検をうけてくれるところと、なるべく安いところを探していけば、15万円弱には納まると思います。

点検代も同じです。車の走行に関することはしてくれますが、雨漏りなどの居住区域のメンテナンスはあなたがやっていく必要があります。

保険料は普通車よりも高めを想定

保険は自賠責保険と任意保険の2種類があります。

自賠責保険

自賠責保険の保険料は国によって決められています。どんな車でも自賠責保険に入らないと、一般道は走れません。

25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月
キャンピングカー 31,230円 30,210円 18,760円 17,720円
普通車 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円
軽キャンピングカー 15,600円 15,190円 10,560円 10,140円
軽自動車 25,880円 25,070円 15,960円 15,130円

自賠責保険料は毎年度決められます。毎年1月中旬から下旬ころに発表されます。

キャンピングカーのほうが5,000円ほど高くなっています。

任意保険

任意保険は、補償内容を見ながらあなたが決めてはいる保険になります。

会社によっていろいろ補償内容や金額が変わってきますので、一概にいくらくらいかかるのか言えません。また、保険料の安いネット保険では、キャンピングカーは入ることができなかったり、車両保険がつかない保険もあります。

逆に、キャンピングカー専用の任意保険もありますので、安さだけではなくて色々と調べてからはいられることをおすすめします。

駐車場代は普通車と同じ

旅行先でも、日常でも必要なのが駐車場です。自宅に置いておけるなら別ですが、駐車場がないときには、家の周りに借りておいておく必要があります。

当たり前ですが、一般的には普通車と同じサイズだと駐車場代はおなじです。

ただ、屋根が高いキャブコンの場合、立体駐車場に入ることができないことがあります。2.6m前後にはなりますので、注意が必要です。

高速料金は普通車と同じ

旅行の時に気になるのが高速の料金ですが、キャンピングカーの高速料金はおおむね普通車として扱われます。

大きい車なので、中型トラックとかバスと同じじゃないの?って思う方が多いですが、実は、車種区分にもとづいて決められています。

一般的なキャンピングカーは、

  • 積載量なし
  • 乗車定員10人以下

ですので、車検証の車種区分には「普通」と書かれているはずです。なので普通車と同じ料金で乗ることができます。

もちろん、軽自動車のキャンピングカーは軽自動車の料金で乗れます。

ただし、例外があります。次の車は中型車扱いになります。

  • ナンバープレートの車種番号が1の車
  • 貨物自動車タイプのキャンピングカー

業務用の貨物自動車タイプのキャンピングカーは、8のナンバープレートに変更しても中型車扱いになります。見分け方は、上にも書きましたが、積載量が車検証にしっかり書かれてるかどうかです。

8ナンバー化で 1ナンバー車や2ナンバー車が普通車扱いに代わるのは、一般人仕様だと「キャンピングカー登録」のみになります。仕事で使ってる場合、加工車扱いになりますので、ナンバーが変わっても中型車になります。

なので、普通車でうけられる高速料金割引なども受けることができません。

もう一度カンタンに書きますが、普通車扱いになるのは、車検証で

  • 積載量なし
  • 普通車

の記載があるものだけになります。

燃費は普通車よりも落ちる

旅行のときに気になるもうひとつに、燃費があります。

残念ですが、見たまんまです。普通車に比べると確実に燃費は悪くなります。それはバンコンでもキャブコンでもおなじですが、とくにキャブコンは悪くなります。

だいたい言われてる燃費は、

  • キャブコン 4~6km/L
  • バンコン 5~8km/L

という感じです。もともとなにも載せない状態で、10~15km/Lくらいの車に、1t近くのシェルを常時乗せて走ってるので、燃費が悪くなるのは当たり前です。

高速道に乗ってもおそら100km/hは難しいと言う車が多いですから、なるべく低速でゆっくり旅を楽しんだほうが燃費もよくなるはずです。

ちなみにキャブコンとは運転席の上まで荷台を乗せて居住空間を広げたタイプのものです。バンコンは、外から見るとミニバンのままですが、なかには居住スペース、設備が設置されてるものです。

生活に関わる維持費(LPガス代、水道代など)

生活にかかわる維持費としては、

  • LPガス代
  • 水代
  • 食器代
  • 調理器具代
  • 布団
  • カーテン代

などです。

LPガスボンベを積んでる場合、ガスの補給にお金がかかります。旅行の前には入れておくことと、行った先でなくなった場合の補給場所を確認しておくことが大切になります。

水は水タンクを積んでいてそこに補充していきます。家の水道から組んでおけばかなりお安くなりますが、旅行先でなくなったときには公園や道の駅などで補充するひつようがあります。

その他には、食器や調理器具、布団、カーテンなどの生活するためのものを用意する必要があります。言わば、家以外にもう一軒済む家を作るようなイメージですので、お金はかかってきます。

また、雨漏りやさび、ボディの劣化など、5年以上たった車にはでてきがちので、日ごろから注意しておくことがたいせつになります。

なので、生活にかかわる維持費は、それぞれの車、家庭によって変わってきますので、一概にはいえませんが、ある程度はお金を用意しておく必要があります。

年間維持費は平均で約68万円

キャンピングカーの年間維持費について説明してきましたがお分かりになってもらえたでしょうか。

見た目からすると、普通車に比べるとかなり高いイメージがありますが、実はそれほど変わりはないんです。税金などでは、普通車に比べると安くなってるものもあります。

普通車とキャンピングカーの年間の維持費を比較してみたいと思います。初心者に大人気のハイエースのバンコンだと、どのくらい違うのか調べてみました。ざっとの計算ですので単なる目安としみてみてください。

元になるのは、

  • ハイエースDXスーパーロング
  • 3000ccディーゼル
  • 車両総重量 3,075kg
  • シェル 1t
普通車 キャンピングカー
自動車税 51,000円 40,800円
重量税(1/2) 24,600円 16,400円
車検整備費 100,000円 100,000円
自賠責保険 25,830円 30,210円
任意保険 70,000円 70,000円
駐車場代 100,000円 100,000円
高速代 30,000円 30,000円
ガソリン代 200,000円 200,000円
水代 0 1,000円
補修費用 0 50,000円
生活雑費 0 50,000円
年間合計 601,430円 688,410円

キャンピングカーにすると旅行が多くなると思いますが、ガソリン代、高速代は同じだとしておきました。普通車だと宿泊費がかかってきますので、プラスマイナスゼロになると仮定しました。

また、補修費用や食器や調理器具、布団などの生活雑費はぜんぶ合わせて10万円位に設定しました。新車で買うと、1年目はほとんど補修費用はないはずですし、生活雑貨は一度買ってしまったら何年もつかっていけるからです。

燃料も同じくらい走る計算にしました。普通車は近場をよく走るので燃費が悪くなりますし、キャンピングカーは遠出をして燃費が良くなりますので大体同じにしました。ただ、毎日乗りながら毎週遠出をするのでしたら、年間で20万円以上はかかってしまうと思います。

細かい部分のプラスマイナスはあるとおもいますが、大体普通車とキャンピングカーの年間維持費は同じくらいになります。というか、同じくらいにできるんじゃないかと感じます。

なので、もしもキャンピングカーに乗っていみたいな~と考えられていたら、十分にありだとおもいます。今のられてる車とそれほど維持費は変わってきませんので、次に乗る車の選択肢の一つとして考えてみてはどうでしょうか。

ただ、いきなりHPやカタログだけで決めろといっても無理ですので、キャンピングカーの展示会に行ってみることを勧めします。7月には東京ビッグサイトで行われますし、神奈川、名古屋、大阪、福岡などでもキャンピングカーフェアをしています。ぜひごらんになって考えてみてください。

2019年開催のフェアはこちらです。

  • 6/1,2 神奈川県淵野辺公園
  • 6/22,23 石川県産業展示館
  • 7/20,21 東京ビッグサイト
  • 9/21,22 神奈川県川崎競馬場
  • 10/12,13 大阪府インテックス大阪
  • 11/2,3 愛知県国際展示場
  • 11/16,17 福岡県マリンメッセ福岡

(出典:日本RV協会