外車の任意保険っていうと、

  • とても高そう
  • 簡単に入れない?
  • 国産車のものとは種類が違う

なんて思ってる方が多いです。

実際に、ベンツとかBMWなどを持ってる方に聞くと、私の車の保険料よりは高くなっています。

ただ、実際に外車の任意保険に入ってみるとよくわかるのですが、保険料の決め方は国産車でも外車でも同じなんです。実は、外車だからといって、特別な補償がついていたり、特別に高くなってるわけではありません。

そこで、外車の保険料の決め方や保険会社の比較、どこの保険にするか決める時のポイントなどを説明していきます。

外車の保険料の決め方

外車の保険料を決めるやり方は、国産車のものと同じです。

保険会社にとって、保険は商品ですからプラスの利益を生まないといけません。つまり、トータルで考えて、もらった保険料よりも事故などで払う金額が少なくなければ会社として成り立ちません。

では、どうやってそれを見極めるのかというと、事故に遭う危険性、リスクを数値化するということです。

簡単に言えば、事故に遭うリスクが高い車や人は保険料が高くなって、リスクが低ければ保険料は安くなるということです。

事故に遭う危険性・リスク

まず、事故に遭う危険性・リスクは人によって違ってきます。免許証をとったばかりの人と30年運転していた人とは全く違いますし、東京で運転するのと、夜になると車がほとんど通らない場所で運転するのではリスクは変わってきます。

その次に車になります。事故を起こすと大きな事故になるのか、小さな事故になるのかというポイントです。

事故に遭うリスクを左右する具体的なポイントは、

  1. 年齢
  2. 性別
  3. 年間走行距離
  4. 主に走る場所
  5. 免許証の色
  6. 誰が乗るか
  7. 型式別料率クラス

などになります。6番目までは乗るひとのリスクで、7番目が車のリスクです。

もちろん、保険会社によってどのポイントに重点を置いてるかで保険料は変わってきます。それぞれのポイントでリスクが少ない方が保険料が低くなるわけです。

とはいえ、保険料を下げるために年齢をごまかしたり、免許証の色や走行距離をごまかすことはできません。本人限定にしていて、子供が載って事故をした時には保険は適用されないんです。

なので、基本的に、あなたの保険料の金額は車のリスクポイント、型式別料率クラスによって決まってくると言えます。

保険料の決め方で大切なことは型式別料率クラス

ここで大切なのは、外車だからといってリスクが高くなったり下がったりすることはないと言うことです。

型式別料率クラスとは、損害保険料率算出機構が型式ごとの事故実績を踏まえて算出したものです。つまり、事故を起こすとどのくらいの損害が出る車なのかを、車ごとにはじめから決めてあるということです。

言いかえれば、事故を起こした時にお金がたくさんかかってしまったことが多かった車種は、国産車だろうが外車だろうが、保険料は高くなるということです。事故が起きても少額で済んでしまったことが多かった車種は、外車でも保険料は国産車並みになります。

各保険会社は、その表を基にしてそれぞれの保険料を決めています。

型式別料率クラスには、

  • 対人賠償
  • 対物賠償
  • 障害(人身傷害・搭乗者傷害)
  • 車両保険

の4つの項目があって、それぞれ1~9の9段階の数字で区分しています。数字が小さいほど保険金の支払い実績が少ないという意味です。

たとえば、4つの数字がすべて1の場合は、ほとんど保険金を払っていないレベルの車で、すべて9の場合は高額の保険金を払ってるという意味です。

保険会社はその数字を見て、低い数字の場合は保険料を安くして、高い数字の場合は保険料を高くしています。

なので、この型式別料率クラスは、外車だからといって高くなったり低くなったりすることはありません。あくまでも事故実績をもとにして出してる数字です。国産車の方がその数字が高くなることももちろんあります。

つまり、

  • 相手に与えるダメージが大きい事故
  • エアバックなどの装備が少なく、乗っていた人が重傷を負った事故
  • 多額の修理費がかかった事故

が多ければ、型式別料率クラスの数字は上がります。

この点から外車はどうかというと、

  • 車体が固いので相手へのダメージが大きい
  • 乗ってる人への安全装置は万全
  • 修理費用が高い
  • 盗まれることも多い

とよく言われています。実際には、事故で対人補償や対物補償がどのくらい支払われたのかはわかりませんが、間違いなく修理費は国産車に比べると高かったはずです。

これを置き換えると、対人、対物の数字は高めで障害の数字は低めのことが多く、修理保険の数字は間違いなく高いということです。

もちろん、車自体も高いこともあります。多くのネット保険のサイトでは、スーパーカーやスポーツカーなどの高級外車は、車両保険の数字が9になっているので保険に入れないと書かれています。

各車の型式別料率クラスはこちらから確かめられます。

外車の保険比較

各保険会社の概算の保険料を調べてみました。

調べた外車と個人情報は、

  • フォルクスワーゲン
  • ゴルフ
  • 型式 ACUPT
  • 初年度登録 平成29年7月
  • 型式別料率クラス 対人2・対物2・障害4・車両6
  • 年齢 40歳
  • 免許の色 ゴールド
  • 本人限定・35歳以上
  • 等級 6S

という感じです。

調べた会社を共済、ネット保険、一般保険会社の順番でのせています。車両保険は、限度額(万円)/1回目の免責金額(万円)ー2回目の免責金額(万円)です。免責は表の下で説明します。

会社名 年額 月額 車両保険
JA共済 113,810円 不明 215/10
全労済 124,350円 10,880円 240/10
イーデザイン 78,680円 7,006円 240/5-10
ソニー 79,540円 6,960円 240/5-10
アクサダイレクト 47,620円 4,290円 240/5-10
セゾン自動車 84,340円 7,440円 240/0-10
三井ダイレクト 41,590円 3,740円 220/5-10
チューリッヒ 43,920円 4,130円 240/7/10
楽天 156,940円 13,730円 220/0-10
東京海上日動 90,430円 7,920円 230/5-10
損保ジャパン 111,280円 9,730円 220/0-10
三井住友 122,160円 10,700円 220/0-10
あいおいニッセイ 151,780円 13,280円 220/0-10
共栄火災 175,010円 14,890円 285/10
日新火災 設計なし
AIG保険 設計なし

それぞれの保険会社で、細かい補償内容は違ってきていますので、あくまでも参考価格としてご覧になってみてください。

一番安いのは、三井ダイレクト損保で、年額が41,590円でした。最高金額の共栄火災の3分の1程度の金額になっています。

ここまで違ってくると、ネット保険で本当に大丈夫?って、つい思ってしまいますが、大丈夫です。営業所や代理店がいらないダイレクト型の保険だということとネット割引が大きいということからかなり安くなっているだけです。

高く払えば安心という訳ではなくて、あなたの生活に合った補償内容かどうかを見ていくことが大切になります。車種や乗るひとの限定によって保険料は変わってきますので、あなたの興味がある保険会社のサイトでシミュレーションしてみることをお勧めします。

ちなみに、免責とは、ある一定の金額までは保険会社は負担しないと言うものです。免責金額が10万円になっていたら、10万円までの修理代は保険がきかず、あなたが払わないといけないと言うことです。

外車の保険を決定する際のポイント

車の任意保険はどのように決まってくるのかをお話ししましたが、外車の任意保険を決める時に一番優先しなくてはいけないものが、車両保険になります。

理由としては、

  • 対人・対物などは無制限
  • 車両保険の限度額を決められる
  • 修理費は基本的に高い

というポイントからです。

対人・対物などは無制限

対人補償や対物補償はほとんどの会社は無制限になっていますので、どこの会社を選んでも変わりはありません。ですから、万が一事故を起こしてしまっても、金額面に関しては、別な会社に頼んでおけばよかったということは基本的にないはずです。

サービス面や担当の人による差は、会社を選ぶ段階では決められませんので、車両保険や保険料などをまず検討することが大切になります。

車両保険の限度額を決められる

保険会社によっては、車両保険の金額が決められてるところがあります。型式を入力するとその車に合わせた車両保険金額が提示されて変更できないんです。金額に不満でしたら、別な会社にすることです。

そうではなくて、自分で保険金額を選ぶことができる保険会社があります。保険金額の限度額を高くすれば、当然保険料は高くなりますが、部品代や修理費の高い外車では、なるべく高めに設定しておいた方がいいと個人的には思います。特に限定モデルの場合は高くしておいた方がいいです。

というのも、外車の修理費や部品代は国産車に比べると桁違いだからです。

ネットで「車名 + 修理費」や「車名 + 部品代」などで検索すれば、修理費や部品代などが出てきますので、それを参考にして決めることをお勧めします。

修理費は基本的に高い

外車の修理費は、国産車に比べると必ず高くなります。部品を輸入しなくてはいけないためと、外車専門の修理工場に持っていかないといけない場合があるからです。

例えば、ベンツのワイパーを交換するにも、10万円位かかるという話を聞いたことがあります。オートバックスに行って何千円かのワイパーと交換するわけにいかないのは、よくわかると思います。ある外車のフロントガラスが250万円したという話も聞きました。

ですから、修理するには3~5倍のお金がかかると思っておいた方がいいです。車両保険はしっかりかけておいた方がとてもお得になります。

以上の3つのポイントから、外車の保険料は高くなっても仕方がないということと、車両保険をしっかり掛けられる任意保険を見つけていくことが、外車の任意保険選びの基本になります。

外車の保険を少しでも安くする方法

外車の任意保険の保険料を少しでも安くする裏ワザなどはありません。

安く済ますためには、国産車とおなじく車両保険をかけないことです。ですが、もう一度言いますが、これは絶対にやめておいた方がいいです。外車の任意保険には車両保険はマストだと考えておきましょう。

なので、車両保険が高い外車は保険料が高くなるのは仕方がないと覚えておくことです。

そのうえで、いくらかでも安くする方法としては、

  1. 対人・対物・人身を無制限に固定
  2. 車両保険をどのくらいの金額にするか決める
  3. いらない特約はつけない

という感じで補償内容を固定してから、各保険会社のサイトでシミュレーションをしてみるしかありません。

任意保険の一括査定サイトもありますが、申し込んだら一斉にメールが来ますのでお勧めしません。それよりも、1日くらいかけてじっくりと各保険会社のサイトを一つずつみていくことをお勧めします。

そして、あらかじめ上の様な表を作っておいて、記入しながら比較していけば、きっとあなたの外車にあった保険を見つけることができるはずです。その手間だけで何千円、何万円と節約することができますので、試してみてはいかがでしょうか。