カーシェアリングの自動車保険!事故を起こした時にすべき6つの行動も

カーシェアリングで車をシェアする時に、車の任意保険はどうなってるの?って、少し不安になってる方も多いです。

というのも、カーシェアリングのサイトのトップページには何も書かれておらず、よく調べないとその記述が出てこないからです。

でも、安心してください。カーシェアリングの利用料金には、あらかじめ自動車保険の保険料が含まれています。

普通の任意保険と同じ補償がしっかりついていますので、万が一の時にも安心です。ただ、事故などではなく、社内を汚してしまったり、破損させてしまったときのNOC(営業補償料)ペナルティ料金などはしっかり規定されています。

そこで、カーシェアリングの自動車保険の補償内容やNOC(営業補償料)、ペナルティ料金について説明します。

カーシェアリングの車は保険加入済み

カーシェアリングというのは、会員のなかで1台の車をシェアするものです。レンタカーと同じように車を借りる形ですが、レンタカーよりも簡単に借りれるというのが売りになっています。

ですから、借りる車には、誰が乗ってもいいように運転者の限定がない任意保険が掛けられています。

現在、カーシェアリングの大手として4社あります。

  • タイムズカーシェア
  • オリックスカーシェア
  • カレコ・カーシェアリングクラブ
  • アースカー

この4社いずれもが、それぞれの車に任意保険をかけていて、保険料はその利用料金の中に含まれています。

大手カーシェアリングの補償内容

補償内容

では、その大手カーシェアリング4社の補償内容を見ていきます。

対人 対物 人身 車両/免責 搭乗者
タイムズ 無制限 無制限 無制限 時価/0
オリックス 無制限 無制限 3000万円 時価/0
カレコ 無制限 無制限 6000万円 時価/0
アース 無制限 無制限 6000万円 時価/5-30万円 1000万円

という補償内容になっています。

任意保険のメインの補償内容の対人、対物、人身、車両などは一般の任意保険とおなじになっています。それぞれ運転者限定がついていませんので、免許証さえ持っていれば、通常の事故を起こした時には保障されます。

アースカーだけは、さらに搭乗者の特約がついています。

この補償が付いていて、タイムズカーシェアでしたら15分206円から借りることができますので、とてもお得になっています。

利用料金

ちなみに、各社の利用料金をまとめると、

オリックスとカレコの月額会費は、利用料金から割り引かれますので、実質0円です。それぞれの会社のメリット、デメリットがありますので、詳しいことは各会社の公式サイトでご覧ください。

ただ、各社共通して、保険以外にNOC(営業補償料)やペナルティ料金がしっかり決められています。

大手カーシェアリングのNOC(営業補償料)とペナルティ料金

カーシェアリングをするときにお金がかかってくるのは、料金以外にNOC(営業補償料)ペナルティ料金になります。ガソリン代はかかりません。

NOC(営業補償料)

NOCとは、ノンオペレーションチャージ(Non Operation Charge)の略です。

借りた車が利用者の不注意で事故に遭ったり故障したり汚れてしまったりなどしたことで、その車を修理する間に営業として利用できなくなるときに発生する営業補償料です。

つまり、汚れや事故を起こしたら、使っていなくてもお金を払わないといけないということです。これは、保険よりもきびしく決められていて、1000円分くらいしか使ってないのに、何万円もとられてしまうということもあり得ます。

NOCは大手カーシェアリング4社で共通していました。事故や過失などで車に損害を与えてしまい、次の営業ができなくなってしまったときには、

  • 駐車場まで返却 20,000円
  • 自走不可 50,000円

自走不可の場合、レッカー車や保管の費用も支払う必要があります。

例えば、事故を起こしてしまったときに、自走して駐車場まで帰ってこれたときには、

  • 車の修理代 任意保険の車両補償
  • 相手の治療費 任意保険の対人補償
  • 自分の治療費 任意保険の人身補償
  • NOC 20,000円

という形で、事故に関しては保険で済みますが、その車を次の人に貸し出せない補償として2万円を払わないといけないということです。

ペナルティ料金

事故などではなくて、汚してしまったり破損させてしまったときには、別にペナルティがあります。ペナルティがかかる項目としては、

  • 車内に忘れ物
  • 汚損 タバコ、ペット、嘔吐、ごみなど
  • 紛失 駐車カード、キー、ガソリンカード、アンテナなど
  • 破損 タイヤ、車内装備品など
  • 乗り捨て 故意、降雪
  • バッテリー上がり
  • 混油
  • 緊急対応 場どの閉め忘れ、ライトの消し忘れ、駐車し直し、駐車券入庫、その他の現地対応
  • その他の稼働停止事由

などがあります。

基本的には、どの会社も実費+2万円でした。

汚損や紛失、破損などは説明がなくても、営業ができないのでその分のお金を払わないといけないというのはわかると思います。

窓の閉め忘れなどの緊急対応でお金をとるってどうなの?って思われたはずですが、そこがレンタカーとカーシェアリングの違いになります。

レンタカーは営業所に行って車を借りますが、カーシェアリングの場合は、駐車場に止められてる車を会員でシェアするだけです。そこには、カーシェアリングの会社の社員はいません。

カーシェアリングする場合は、スマホなどで予約してから車にもらってあるカードをかざすだけです。返すときも、そのまま施錠すれば終わりです。

なので、窓の閉め忘れ、ライトの消し忘れ、車内に忘れ物などをした時には、社員がその場所に行く必要が出てくるわけです。そのための迷惑料が緊急対応のペナルティ料金という感じです。

借りる時には連絡するのがとても大切

そうなってくると、多少傷をつけても、ごみを残しても社員に見つからないからいいんじゃない?って思われるかもしれません。もっと言えば、借りる時に傷がついてる車もありますので、多少増やしてもわからないんじゃないって感じるはずです。

でも、それは絶対にやめておいた方がいいです。

理由は、次に借りた人がカーシェアリングの会社に連絡すると、全てあなたの責任になってしまうからです。あなたがつけた覚えのない傷や、持ち込んでいないゴミもすべてあなたの責任になります。

全てあなたの責任になってしまったら、上に書いたペナルティの対象となりますので、それぞれ実費+2万円を支払うように言われます。ひどいときには、退会させられてしまいます。

そうならないためには、運転してるときに気をつけるのはもちろんですが、借りる時にしっかり対処することです。

すべての会社で、予約時間の10~15分くらい前から車に乗れることになっています。その10分間は、車の外、中の傷やゴミなどをチェックするための時間です。

その間にしっかりと確認して、異常があった場合には、かならず各社の問い合わせ先に連絡しておきましょう。とくに、パンクやバッテリー上がりなどは乗る前にしっかりと確認しないと、言い逃れできなくなることがあります。

また、ごみが散乱していたときにはしっかりと連絡しておくことです。

「これはちょっと乗れない」と感じられたら、すぐに連絡すれば、対策をとってるくれることもあります。一番いけないのは、何も言わずに清掃したり、直してしまったりすることです。快適に乗れる車を借りるということを前提にして、すこしでもマイナス部分があったら、連絡することを憶えておきましょう。

事故が起きたときの対応

カーシェアリング各社の公式ページに、事故が起きたときの対処法が乗っています。とても大切なことですから、こちらでもわかりやすく説明させてもらいます。

基本的な流れは、

  1. 車を安全な場所に移動
  2. 安全確保したら人命救助
  3. 119番(救急車)に連絡
  4. 110番(警察)に連絡
  5. カーシェアリングに連絡
  6. 保険会社に連絡

になっています。カンタンに説明します。

車を安全な場所に移動

事故が起きてしまうと、パニックになってすぐに車から降りて相手方の所に行ってしまいがちです。それは危険ですので、まずはおちついて周りを見ましょう。

車がめったに通らないような田舎の道では大丈夫ですが、高速などで事故をしてしまったときにすぐに車から降りてしまうと二次災害になってしまう危険性が高いです。

まずは、周りの状況を見て、安全な場所にあなたの車を移動させてから車を下ります。その上で、必要なら発煙筒を点火したり、三角停止板を設置して後続の車に事故が起きたことを知らせます。

むかしからの言い伝えで、事故を起こした場所から車を移動させてはいけないというような迷信がありますが、それは嘘です。二次災害や渋滞を避けるためにも、車を安全な場所にすぐに移動させましょう。

ただ、けがを負った人が出た場合は状況次第です。むやみに移動させるのは非常にまずい場合があります。

安全確保したら人命救助

とりあえず、車などを安全な場所に移動することができたら、次に考えるのは、人命救助です。

とはいえ、血を流していたり、意識がない場合はそのままにしておくべきです。とりあえず、相手のからだには触らずに、相手の名前を呼んだり話しかけながら119番に連絡しましょう。

119番(救急車)・110番(警察)に連絡

負傷者がいる場合は、すぐに119番に連絡することです。その際には、付近にある電柱や信号などに町名などが書かれていますので、その場所をなるべくわかりやすく伝えることです。

その上で、やれと言われたことをやっていきましょう。

もしも、元気な同乗者がいるのでしたら、ひとりは負傷者に声がけして、もうひとりが救急車や110番に連絡しましょう。110番は119番のあとにすれば大丈夫です。

もちろん、あなたが負傷したときも同じです。周りに人がやってきたらまずは119番に連絡してもらいましょう。山の中で、誰も来ない状況でしたら、なんとかあなた自身で連絡する必要があります。

カーシェアリングに連絡

救急車で負傷者が運び出されて警察の事故処理班が到着したら、現場検証がはじまります。その合間をぬってカーシェアリングに連絡しておきましょう。これからどうしなければいけないのかを教えてくれるはずです。

また、状況に寄りますが、相手側の身元を確認できる時があります。その際には、相手側の免許や名前、保険会社などを聞いておきましょう。相手側の保険会社がすぐにやってくる時があります。そのときには、その保険会社の人と話すようにしましょう。

保険会社に連絡

カーシェアリングによっては、保険会社に連絡するところがあります。車に備え付けの冊子に、その保険会社の電話番号などが乗っていますので、速やかに連絡することです。

連絡したら、その保険会社の指示通りに動いていけば大丈夫です。保険会社の人がくるところもありますし、ロードアシスタンスのやり方も違いますので、それぞれのカーシェアリングの会社のマニュアル通りに連絡することです。

カーシェアリングの自動車保険は利用料金に含まれてる

カーシェアリングの自動車保険について説明してきました。お分かりになってもらえたでしょうか。

基本的なことですが、カーシェアリングのすべての車には、任意保険がかかっています。保険料はあらかじめ利用料金の中に組み込まれていますので、あらためて契約を結ぶ必要はありません。

ただ、事故を起こしてしまったときの対人、対物、車両などへの補償はしっかりしていますが、カーシェアリングへのNOC(営業補償料)は支払わないといけません。各社のNOC(営業補償料)は共通していて、

  • 駐車場まで返却 20,000円
  • 自走不可 50,000円

になっています。

それ以外にも、車を汚したり傷をつけたときには実費+2万円が請求されますので、あなたの車だと思って、ていねいに乗りましょう。

そして、もしも事故を起こしてしまったときには、とりあえず落ち着きましょう。その上で、

  1. 車を安全な場所に移動
  2. 安全確保したら人命救助
  3. 119番(救急車)に連絡
  4. 110番(警察)に連絡
  5. カーシェアリングに連絡
  6. 保険会社に連絡

の順番に、なにも考えずに行動することです。状況にもよりますが、落ち着くには10秒間の深呼吸が最適です。おきてしまったことは仕方がないと、とりあえず切り替えて人命救助に集中しましょう。

事故が起きる時は、わずか1秒くらいです。1秒よそ見したおかげで事故を起こしてしまうことがあります。カーシェアリングの車だからとおもわずに、自分の車だと思って、いつも以上にていねいな運転を心がけていきましょう。